
“収納はあればあるほどいい”
家を建てる誰もが
このようにお考えになるでしょう。
しかし、収納を増やせば、
その分、家のコストは上がってしまいます。
それゆえ、家のコストを上げることなく、
よりたくさんの収納をつくるためにも、
収納に対する勘違いを
正していただかなくてはいけません。
収納で一番大切なことは「管理のしやすさ」
例えば、暮らしの拠点となる
リビングダイニングキッチンには、
手紙、書類、薬、文房具、生活用品など、
細かいものがたくさんありますが、
あちこちに散らばって収納があるお家は、
これらを管理しやすいでしょうか?
また、無駄に奥行きが深い収納も
管理しやすい収納なのでしょうか?
奥行きが深い収納は、
手前にモノを置いてしまうと、
奥に置いてあるモノが
取り出しにくくなるし、
奥にあるモノを忘れてしまう
原因にもなってしまいますからね。
つまり、いずれにせよ、
決して管理がしやすい収納ではない
ということですね。
通り抜け動線は収納を減らす最大の原因
続いて、知っておいていただきたいことが、
通り抜け動線についてです。
収納を通過することが出来る動線や、
玄関を家族用と来客用に分けたりする動線ですね。

この図の右は通常の収納で、
左が使い勝手をよくするために、
通り抜け出来るようにした収納です。
左の場合、収納を通過出来るため、
一見、右に比べて使い勝手が
良いように感じるかもしれません。
しかし、通通過出来るようにしたことで、
「廊下」が収納の中に出来てしまい、
結果、収納が大幅に減ってしまっています。
しかも、ドアが1本増えるため、
その分、コストアップすることになるし、
スイッチも2か所必要となるため、
その分、コストアップすることになります。
つまり、通り抜け動線は、
家のコストをいたずらに上げてしまうのに、
思っていたより収納にモノが置けず、
結果、片付けにくい家をつくってしまう
ことになるですね

ということで、
コストを上げることなく、
より多くの収納をつくるためにも、
そして管理しやすい収納をつくるためにも、
この収納の知識を覚えておいてくださいね

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