2023年03月18日

人生の明暗を分ける家づくり


こんにちはカラオケ
SIMPLENOTE盛岡南スタジオです犬


どうやら人は空間があると
埋めたくなる生き物らしく
空間を埋めると満足する生き物のようです。

実際、僕も時々スーパーに行くのですが、
スカスカの買い物カゴを見ていたら、
ついでにあれも買っておこうかなー?
なんて思っちゃって、
ついつい余計なものを買ってしまう(カゴを埋めてしまう)
ことも決して少なくなりませんわーい(嬉しい顔)あせあせ(飛び散る汗)

あと、カバンをデカくしたら、
荷物が妙に増えてしまうのも「あるある」ですよね。
で、無駄に重くて後悔するっていう・・たらーっ(汗)

とまあ、どうやら人は空間があると
埋めたくなるらしいのですが、
家もまた、この効果がふんだんに
発揮される場所ではないでしょうか。


例えば、リビングダイニングをゆったりとつくるのが、
現在の家づくりの当たり前となっていますが、
広くつくり過ぎたあまり余白がたくさん出来てしまうと、
なんだか物寂しいというか、
殺風景な気がしてそこに何かを置きたくなります。

また、部屋に関しても同じで、
ベッドと机を置いてもまだ空間にゆとりがあるとしたら、
やれテーブルやらソファーやらを
その余白に置きたくなってきます。

そして、どんどん物が増えていき見る見るうちに
片付けや掃除がしにくい部屋になっていってしまいますあせあせ(飛び散る汗)

さらに、収納なんかもまさに同じで、
少な過ぎて困らないようにはしないといけないのですが、
そもそも断捨離が苦手だとしたら、
つくり過ぎたら過ぎたで、
それに合わせてさらに物を増やしてしまうのではないでしょうか。

結果、余計に整理不能な家になりやすいんじゃないか
という見方も出来ると思います。

IMG_3728.JPG

︎お金がなくなる家づくり

多くの方が、家を建てる時
「備えあれば憂いなし」とばかりに、
部屋も出来るだけ多くつくろうとするし、
収納も出来るだけ多くつくろうとします。
また、同時に部屋や収納を
出来るだけ広くつくろうとします。

しかし、そうすれば、
必然的に家のコストは高くなるし、
それにプラスして
余白を埋めたくなる効果が働くことにより
余分な出費も確実に増えることになりますたらーっ(汗)

つまり、家づくりのやり方によっては
どんどん手元からお金がなくなっていくかもしれない
というわけですね。

家が大きくなれば、その分固定資産税も高くなるし、
電気代も高くなってしまうかもしれませんしね。

そしてその結果、
積立投資に回す余力が全くなくなってしまい、
やがて迎える将来の暮らしに
天と地ほどの差が開くことになるというわけです。


︎人生の岐路となる家の予算計画

では、家にお金を突っ込み過ぎて
積立投資に回す余力がなくなってしまった人と、
積立投資に回す余力を残しながら家づくりをした人では、
一体どれくらいの差が開いてしまうのでしょうか?


40歳で家を建てるとして、
iDeCoに毎月1万円かけると共に、
つみたてNISAに毎月2万円かけられるだけの
余力を残した人とそうじゃない人で簡単に比較してみますね。

まず、つみたてNISAにて20年間
毎月2万円ずつ積み立てていくと、
20年間で合計480万円元本を預けることになるのですが、
この元本が毎年平均で3.6%ずつ増えていくと仮定すると、
20年後この元本は2倍に膨れ上がります。
つまり、480万円が960万円になるということですね。

では、続いてiDeCoに20年間
毎月1万円ずつ積み立てしていき、
つみたてNISA同様に毎年3.6%ずつ
お金が増えていくと仮定してみると、
これも同じように20年後、
預けた元本が2倍に膨れ上がります。
1万円×12ヶ月×20年=240万円なので、
iDeCoでも240万円お金が増えるということですね。

また、iDeCoには
掛け金が全額所得控除になるという
もう1つ大きなメリットがあります。

仮に、あなたが払っている
所得税と住民税の税率が共に10%だとしたら、
合計、掛け金の20%が
年末調整で返ってくるというやつです。

つまり1万円×12ヶ月×20%=2.4万円
2.4万円×20年=48万円
さらにお金が増えるということです。

ということで、これらを全て合算してみると
960万円+480万円+48万円=1488万円となり、
積立余力として3万円削りながら
家づくりの予算計画を立てた人と、
積み立て余力まで使い果たして家づくりをした人とでは、
極端に言ってしまうと20年後手元にあるお金が
こんなにも違ってくるという話なんですよねひらめき

いかがでしたか?

もちろん、この通りになるかどうかは
終わってみないと分からないし、
誰かが保証してくれるものでもありません。

しかし、知っておいてもらいたいことは、
収入の多い少ないに関係なく、
家づくりのやり方一つで、
これくらいの差が生まれかねないということです。

さて、あなたは、
一生豊かに暮らし続けられる
「予算重視型の家づくり」と
一生余裕なく暮らし続けることになる
「願望重視型の家づくり」
このどちらを選択されますか?


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posted by SN at 13:49| Comment(0) | 日記

2023年03月12日

脱炭素時代に不必要な2つのモノ


こんにちは晴れ
SIMPLENOTE盛岡南スタジオです犬

今回は、
快適な住まいづくりに欠かせない
間取りの効率化について
お伝えしていきたいと思います。

時代の流れは、
確実に脱炭素へと向かいつつあります。
ガソリン車ではなくEV車。
火力発電ではなく再エネ発電。
そして、新築住宅にも
太陽光発電の設置が義務付けられようとしています。

また、新築住宅には、
脱炭素に向けた重要な取り組みとして
高断熱化が義務付けられているのですが、
これに加えて間取りの効率化が図れれば、
さらに冷暖房効率が高く、
快適な住まいがつくりやすくなります。

効率化を図ることによって、
快適性が増すだけじゃなく
それなりにコストカットも出来るので
押さえておいてもらうといいと思います。

っと、その前に
まずは断熱と気密を強化することで
どのような効果があるのか?
から
簡単にお伝えさせていただきます。

029-SIM20170414.jpg

️断熱と気密を強化する意味

断熱を強化すれば、
室内が外気の影響を受けにくくなります。
つまり、夏は暑さが中に入ってきにくく
冬は寒さが中に入ってきにくいということですね。

となると、必然的に冷房や暖房の使用量が減るため、
その分電気料金が安くなるし、
より快適に過ごしやすくなります。

これに加えて気密も強化されれば、
中から外に空気が漏れにくくなり
さらに冷暖房効率が高くなるし、
家全体に出来る温度差を
出来るだけ縮めることが出来るというわけですねわーい(嬉しい顔)

これが、住宅の断熱と気密を強化することの
メリットというか意味合いです。

そして現在は、断熱と気密が
いずれも強化されているのが
当たり前となっているのですが、
これに加えてある2つのモノをなくせば
さらに冷暖房効率が上がり、
さらに温度差も少なくなり、
さらに快適に過ごしやすくなります。


︎なくてもいい場所!?

まず、なくてもいい1つ目のモノが
「廊下」です。
廊下があることによって、
廊下が空気の流れを遮断してしまい、
これが家の中に出来る温度差の原因となるからですたらーっ(汗)

廊下につながるドアって
開けっ放しにしておくと、
なんだか空気が逃げていっているような
感覚になっちゃいますからねふらふら

そんなこんなで、
必然的に空気の流れを遮断する
断熱材的な役割を果たしてしまう
廊下はなくした方がいいというわけです。
せっかく、家全体に空気が循環しやすいように
住宅の断熱と気密を強化していますからね。

もちろん、廊下にも
部屋や収納と同じようにコストがかかっているし、
廊下の分だけドアの本数も多くなり、
それも地味にコストアップにつながりますしね。

そして、もう1つなくした方が
いいモノが「階段」です。

これに関しては、
敷地にゆとりがない場合はなくすことが出来ないので、
あくまで「平屋」が建てられる土地であることが前提ですが。

階段がなくなり平屋になれば、
上下階で生じる温度差がなくなります。

また、2階建ての場合、
各部屋で冷暖房を運転させないと
夏の暑さや冬の寒さに対処できませんが、
平屋で、かつ廊下がない場合、
リビングの冷暖房の空気が
家全体にうっすらと流れていくため、
そもそも2階建てほど温度差が出にくいので、
冷暖房の使用を抑えながらも、
快適な環境をつくることが出来まするんるん

そして、もちろんこの階段にも、
先程の廊下同様にコストがかかっているので、
その分のコストもカット出来ますしねぴかぴか(新しい)

以上のような理由から、
これからの住宅においては、
「廊下」と「階段」はいずれも
出来ることならなくした方がいいというわけです。

とはいえ、
「言うは易し、行うは難し」で、
この2つをなくすのは簡単そうで、
そう簡単なことではありません。

あなたがお持ちである要望を
叶えることを優先すれば、
必然的にそれらが出来てしまうからです。

なので、住宅会社で
間取りを描いてもらう時は、
結果的に間取りを指定してしまうような
要望だけは出来るだけ
お伝えしないようにしてくださいね。

これが、よりコストを抑えながら、
より使いやすく住みやすい
快適な住まいをつくる秘訣ですわーい(嬉しい顔)


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2023年02月24日

光の種類と間取りの可能性

こんにちは!
SIMPLENOTE盛岡南スタジオです喫茶店

前回、土地に合わせて家を建て
無駄な余白をつくらないことが、
外溝工事の予算を大幅に狂わせないために必要だと
お伝えさせていただきましたが、
とはいえ、これを実行するのは、
実はそう簡単なことではありません。

なぜなら、出来るだけ敷地いっぱいに
家を建てようと思えば、
土地の日当たりの良し悪しに関係なく
建物を配置せざるを得ないからです。

つまり、日当たりが悪い場所にも
部屋をつくってもいいですよとならなければ、
この実現は難しいということですねあせあせ(飛び散る汗)

H様邸 1-7.jpg


例えば、
すぐ南に家が建っている土地に家を建てる場合、
真夏以外はその敷地には日陰が出来ることになります。

それゆえ、一般的には日陰となる部分を避け、
直射日光が入る位置に家を配置します。
そして、出来るだけ全ての部屋を南向きでつくります。

結果、必然的に2階建ての家が完成します。
かつ、敷地に余白がたくさん出来ることになります。

しかし、ここで立ち止まって
考えてもらいたいことが、
「全ての部屋の日当たりを
本当に良くする必要があるのか?」

ということです。

まずは「寝室」です。
なぜなら、寝室は文字通り寝るだけの部屋なので、
太陽が昇っている時間に使うことがないからです!

つまり、それなりに明るくはしたいものの、
そのためにわざわざ直射日光が入り続ける
南に位置させる必要はないのでは?ということですねひらめき

また「子供部屋」に関しても、
同じことが言えるのではないでしょうか。

子供たちは、平日の昼間は学校に行っているし、
休日も自分の部屋ではなく、
広々としたリビングであなたと共に過ごすことでしょう。

そして、やがて受験を迎え、
部屋で過ごすことが多くなったとしても、
直射日光が日中ずっと射し込む部屋では、
かえって勉強に集中しにくいのではないでしょうか。

︎光は直射日光だけじゃない?

家づくりをする時に知っておくべきことが
光=直射日光だけじゃないということです。

例えば、北の窓からは
1日を通してずっと直射日光が入ってきませんが、
かといって北窓は暗いわけでもなければ、
むしろ日中ずっと安定した光を室内に採り込んでくれます晴れ

また、家の中の壁を白くする理由は、
室内に入ってきた光を反射させ
家全体に拡散するためです。

この2つのことから言えることは、
光は何かに反射して拡散していくということなのですが、
この反射光をうまく使えば、
家全体に満遍なく光を届けることが出来ますわーい(嬉しい顔)

とはいえ、
カーテンで光を遮ってしまうと、
光が入ってくることもなければ、
光が拡散していくこともないので、
そもそも論として、
いかにカーテンがいらない窓をつくることが出来るかが
鍵にはなってくるんですけどね。

しかし、光にはこの2種類があると
建てる前に理解しておけば、
どの部屋にどちらの光が必要なのかが分かるため、
部屋の配置に柔軟性を持たせることが出来ます。

また、日陰にも部屋を配置することが出来るため、
わざわざ直射日光のために、
部屋を2階につくる必要もなくなり、
敷地をより有効活用出来るようになります。

そして、外構工事のコストを落とすことが出来ます。
同時に、1階が大きくなれば、
家の使い勝手もいいでしょうし、
将来的にもその方がいいでしょうしね。

ということで、家を建てる前に
「光は直射日光だけじゃないよ」ということを、
ぜひ知っておいてくださいねるんるん

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posted by SN at 17:51| Comment(0) | 日記